今日は衆議院選挙投票日です。
全国的に厳しい寒さの中で、投票率はいかがなものでしょう?
もう投票には行かれましたか・・。
何かと気ぜわしくなる年の瀬に
なにも解散・総選挙なんてすることないのに・・
と思っている人も多いのですよね。
そもそもこんな急転直下のような選挙を
おこなう意味があるのかと
世間の声も多く聞かれましたね。
さて、いつも衆議院選挙投票と一緒に行う
〈最高裁裁判官国民審査〉
について多くの国民はよく分からない審査と感じてるようです。
これっていったい何なのか?
なぜこの時期に行うのでしょうか?
やらなきゃいけない?
棄権するには・・?
そんな疑問をもつ人も多いのでは・・
わたしもその一人なので、
むずかしい内容かもしれませんが、
この機会に知っておいてくださいね。
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最高裁裁判官国民審査とは?
これは、最高裁の裁判官に不適切な人が就任しているかどうかを
国民に審査してもらうことです。
■ 国 民 審 査 を 行 う 時 期 ■
この審査を行うのは、
最高裁裁判官に任命された後に初めての
衆議院総選挙のときです。
■ 国 民 審 査 の 投 票 方 法 ■
投票所に行くと、
最初に衆議院議員選挙の投票をし、
そのつぎに国民審査投票を行います。
信任・不信任の行い方
・「最高裁の裁判官として不適切」と思う場合は
裁判官の氏名の上にX印を書き入れます。
出典:http://seijiyama.jp/special/shuinsen2012/
・罷免をしない場合はなにも記入せずに
投票箱にいれます。
もし「不適切」X印の投票が過半数あれば
その裁判官は罷免(ひめん=裁判官や政治家をクビにする)されます。
投票に行った人たちは、多分ほとんど全員、
白紙で投票箱に入れています。
これは「信任した」ということですね。
白紙投票は「棄 権」ということにはなりません。
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「棄 権」をするには?
ではきちんと「棄 権」の意思を示すのには
どうすればいいのでしょうか。
投票所で「国民審査は棄権します」と言って
投票用紙を受け取らないことです。
しかし・・・
このようなことをよく聞きます。
★投票所で「棄権したい」「判断ができません」と言ったら
「白紙で投票箱に入れてください」と言われた★
そういう時は、
白 紙 = 信 任 ですよ~、選管スタッフさん・・。
としっかり伝えましょう^^。
衆院選は「選ぶ投票」なので
白票は選挙にマイナスになります。
国民審査は「罷免するかどうかの投票」なので
分からないから棄権するというのは
間違いではありません!
ただ有権者からすると、
「棄権したいので」と投票用紙を受け取らないのは
なにかマイナス印象をあたえるようで言いにくい。
そういう申し出さえ知らない人も多いのですね。
ようは棄権したいなら投票に行かなくてもいいのですが、
その前の衆院選は行いたいというなら仕方ないですね。
よって、
「これまで国民審査で罷免された裁判官は一人もいない」のです。
ま と め & 私 見
最 高 裁 裁 判 官 国 民 審 査 と は
最高裁の裁判官に不適切な者がいないかを国民に審査してもらう投票
国 民 投 票 の 行 い 方
■信 任 ⇒ 白 紙
■不 信 任(罷 免)⇒ 該当裁判官名にXを記入
■棄 権 ⇒ 投票用紙を受け取らない
■無 効 ⇒ 罷 免の✕以外、◯や他の記号・文字を記入した場合
■不 信 任(罷 免)⇒ 該当裁判官名にXを記入
■棄 権 ⇒ 投票用紙を受け取らない
■無 効 ⇒ 罷 免の✕以外、◯や他の記号・文字を記入した場合
私たち国民は、
最高裁判所という司法の最高峰におられる裁判官さんとは
まったくご縁がありません。
投票用紙に書かれている裁判官の氏名を見ても
だれがどんな裁判官なのか見当もつきませんよね。
こんな感じで国民に罷免判断をさせるのは
どうなんでしょう?・・。
わたしが有権者になってから、おそらくそのずっと以前から
この様式は変わっていません。
雲の上のまったく情報のない人(裁判官)の信任・不信任を
国民に問うのはどう考えてもヘンな審査です。^^
もっと私たちに納得できる国民審査に
していただきたいものですね。