もうおなじみの〈ふるさと納税〉
といっても、
「知ってるけれど、今更ね、よくわかんないし面倒そう・・」
「寄付した分やそれ以上のバックはあるのかな・・」
と知っている人は多いのですが、
なかなか手が出せないという人もいるでしょうね。
興味があってすでに始めている人は、ふだん手に入らない全国の名産などの特典を
けっこう楽しんでいます。^^
わたしも亡父の郷里が鹿児島なのでやってみようかなと調べてみました。
最南端のローカル県なので、寄付はできるけど特典がないところが多いんですね。><;
本場の黒豚ちゃんのお肉を狙っていたのですが、1万~2、3万円の寄付で
地元牛とか黒豚ちゃんのセットを用意してるのが4市しかありませんでした。
(今後は増えるかもしれません)
父の田舎は〈南さつま市〉ですが、ここも特典がありません・・。><;
のどかで良い所なのですが、スゴイ過疎なので寄付する人もいないし・・、
特典を出せるほどの余裕もないのでしょうね。
でも、ものは試しでどこかに寄付して特典を体験してみようと
比較的多くの特産品を出している垂水市を選びました。
ここに〈1万円以上5万円未満で1点選択〉の中に「桜島美湯豚」がありました。
「桜島美湯豚」は鹿児島のブランド豚でここでしか食べられない絶品のおブタです。
「1万~・・ねぇ・・」と思いつつ、試しタメシと思い寄付させていただきました。^^;
写真を撮るのを忘れましたのでサンプル写真です。
このようなものが届きます。やはりとても美味でした!
でも万単位の寄付金はそうなん度もできませんよね・・?
と思いますが、ふるさと納税の寄付も税控除ができるの確定申告すればバックがあります。
そうなれば計画的に寄付をつづけていくことができるので楽しみが継続していきますね!
今後、年金や給与が年々カットされ、また消費税も上がるとなると庶民の財布のヒモはますます固くなります。
でもこのような制度でまたちがうプチ贅沢を味わえるとなると「ちょっとやってみようか~」
と思う人も徐々に増えています。
下記のデータのように参加人数自体はまだ少ないですが、ふるさと納税が開始してから5年目で寄付総額は1千億円を超えています。
ここでは初めてふるさと納税をやってみたいという方へ分かりやすくご紹介していきます。
税控除に関しては個々の状況で変動がありますので、実際に行なわれるときに各自治体でより詳細な説明を受けられることをおすすめします。
また参考になる書籍やサイトもぜひ活用してみてくださいね。
〈ふるさと納税〉をやってみる
〈ふるさと納税〉とは、
平成20年に東京・大阪など大都市に集まる税収を地方に再配分しようと考案された「寄付制度」です。
都会に出ている地方出身者たちが「寄付」という形で少しでもふるさとに恩返しをしたいという思いから始まりました。
出身地に限らず全国どこの自治体に納めてもいいのですね。観光地で有名な自治体や特典の豊富なところとか自由に選べます。
寄付をすると税控除があります。それに自治体からその地域の名産品やユニークな特典が贈られるという楽しみも付いています。
ただ寄付をして終わりだけでなく、お返しの贈り物があるというのが庶民のこころを
プチ豊かにしてくれるのですね。^^
では寄付されたお金は何に使われるのでしょうか?
寄付金は地方自治体が管理する環境のインフラ整備や、学校や公共施設の充実などに使われます。街の活性化のための活動、観光事業など幅ひろく活用されるのですね。
多くの自治体は、寄付者がふるさと納税の使い道をしっかり確認して選択できるように
寄付が使われる事業名や事業体を公開しています。
こういう事ができれば自分の田舎や財政が厳しい自治体などが少しでも良くなるようにと参加する人も増えるでしょうね。
官民一体でメリットのある〈ふるさと納税〉とても良いシステムだと思います。
寄付したい自治体を決める
1都1道2府42県をすべて見ていくことは大変です。
いまはネットが普及してるので各自治体のホーム・ページから詳細が分かります。
寄付を求める自治体やこちらが寄付したい自治体を検索して調べていくといいですね。
自治体がとくにふるさと納税を募集していなくても、こちらから申し出れば寄付はすることもできます。
ただその場合、特典があるかどうかを確かめてくださいね。
・自治体の広報や新聞、ホーム・ページを見る
・ふるさと納税応援サイト〔ふたくす〕なども参考に。
・専門書籍も活用しましょう。
寄付を申し込む
寄付(納税)は以下の二通りのやり方があります。
①直接自治体の窓口で申し込み、お金を納税する。
②各自治体のホーム・ページから申し込み、銀行振込、クレジットカードで納税する。
※自治体で納税方法が異なりますので確認をしてください。
寄付をすると自治体から「寄付金受領証明書」を送ってきます。
住民税などの控除を受けるためには寄付した証明書が必要になります。
翌年の確定申告まで大切に保管してくださいね。
また、「寄付金はいくらまでできる?」 と思われる人もいますね。
寄付自体はいくらでもできます。限度はありません。
ただ、自分の住民税の額に応じて負担率を最小に抑えられる額があります。
その辺を考慮して行ってください。
税額の控除について
ここから節税対策のお話になります。
まずふるさと納税の基本は、
「2,000円を超える寄付金を納めた人は、翌年に確定申告をすると税の控除が受けられる」ということです。
自営業の人よりも、節税する機会が少ないサラリーマンにとって簡単に節税できるチャンスにもなります。
翌年、確定申告をしなければいけませんが、ちゃんとすれば払込み済みの所得税の一部が還付されます。
また翌年度の個人住民税の税額も軽減されるのですね。
面倒かも知れませんが手続きをしておけばそれなりのバックはあるのでやっておきましょう。
寄付金額が「自分が1年間に納めている住民税の1割+2,000円」までなら、
自治体の事務手数料などに充てられる2,000円を除いたほぼ全額が戻ります。
ただ以下の例のように、寄付金控除額は個々の納税者の所得額や扶養控除額、
社会保険料控除額などの状況によって変動するということを注意しておいてください。
【例①】年収500万円の独身サラリーマン
↓
30,000円を寄付する
↓
住民税分の25,200円と所得税分の2,800円を合わせた、
まるまる28,000円が戻ってくる。
【例②】年収500万円でも妻子持ち4人家族のサラリーマン
↓
30,000円を寄付する
↓
扶養や社会保険でも控除を受けている分、寄付金控除を受けられる税額が減る。
よって10,000円近く自己負担が増える。
ふるさと納税の活用法で最も大事なポイント
↓
「寄付金控除で戻ってくる金額をあらかじめ計算し、“自己負担金”が2,000円以内に収まる範囲で寄付をする」
今年(H.27年度)から〈ふるさと納税〉がさらに改善される!
今年、4月1日以後に行われる寄附については「ふるさと納税ワンストップ特例制度」というのが適応されます。
これはどういう内容かといいますと、
①2015年度の税制改正で「ふるさと納税」の確定申告が5自治体までは不要になる。
つまり5自治体に寄付した分は確定申告をしなくてよいということです。
ただし、他の要件で確定申告を行う場合や、5自治体を超える自治体に寄附を行った場合はこの特例は適用されません。
②なんと寄附金控除が2倍になる!
今までは単身の給与所得者の場合、寄附金額の控除限度額の目安が年収300万円で年28,000円でした。
これが2倍の56,000円まで寄附の控除対象となります!
確定申告も不要で2倍の寄付ができるとなると、
やはり納税している給与所得者は節税のためにも「ふるさと納税」しないと損になりますね。
ぜひこのような制度を活用してやってみてはいかかがででしょうか?
▼2,000円でコメ50㌔!
お礼の品々は「記念品」などと呼ばれている。総務省の調査では、全自治体の半数が提供している。複数の選択肢の中から寄付者が選べる方式をとっている自治体がほとんどで、寄付10,000円に対して5,000円から6,000円相当の品物が届くというのが一般的だ。
内容は、コメや高級和牛をはじめ、農産物や海産物、果物、地酒・ワイン、伝統工芸品などさまざまだが、年々中身がグレードアップしている。